SIerを1年経験したエンジニアのスキル感とは?
こんにちは、くろももです。
今回はSIerを1年経験したエンジニアのスキル感について考えていきたいと思います。
Twitterを見ていると、1年で転職したほうが良いという意見もありますが、実際1年でどんなことが経験できるのかご紹介していきます。
SIerといっても上流~下流/開発インフラまで様々な工程や分野がありますが、今回はインフラの設計構築~テストまでPJの一連の業務が経験ができる前提で行きたいと思います。(要件定義は経験したことないので、割愛いたします。)
どんなことを経験できるのか?
個人差があるとは思いますが、下記のようなスキル感になると思います。
- 設計構築~テストまで一連のサイクルを体験できる
- マネージャーの指示を受けながら、業務が遂行できる
- 部分的にはできる作業があるものの、全体的に一人称で業務をこなすのは難しい
- ドキュメントやその他の業務の割合が多く、実機での作業はそこまで経験ない(せいぜい全体の業務の数割程度)
- 社会人としてのマナーはある程度身についている
- 後輩が付く場合もある
要するに社会人の基礎力をもって、部分的には取り組めるものの、マネージャーの指示なしでは業務をこなすにはまだ足りないという状態になるのではないかと思います。
なぜ一人称でこなせないのか?
やはり1年程度だとせいぜいPJを数回経験したというレベルになると思うので、一通り経験して作法は分かったけど、完璧に理解するのは厳しいというレベルになるのではないでしょうか。(私の能力が足りないだけという可能性がありますが...)
また最初の数回は普通マネージャーの指示を受けて作業をすると思うので、部分的に作業をするケースが多いと思います。そのため2年目以降に全体の作業を任せられるということも増えてくるのではないでしょうか。1年目だとテスト実施やドキュメントの作成も多いので、実機を使う業務の割合が少ないのも業務をこなせない要因の一つだと思います。
2年目以降だと後輩が出てくる場合もあるので、人に教えることで自分も理解していくというケースもあり得るかもしれません。
1年で転職できるのか?
エンジニアの場合1年で転職することは他職種に比べて多いので、そこまで不利になることはないかと思います。
その人次第ではありますが、大体1年程度だと日系企業では新卒より一回り上の年収となることが多いようです。(肌感覚的に20代後半だと、400~500万円台くらいが多そう)
ただ人事やエージェントの話を聞いても、転職を繰り返すのではないかという心配があるので、スキルアップしたいなど納得感のある理由が普通より求められるとのことです。
また2年目以降で一人称で業務を遂行できるレベルに達すると、より高待遇で転職できる確率も上がるので、条件が悪くない限りは今の職場にステイするのも一つの選択肢だと思います。
まとめ
1年でもエンジニアであればある程度の待遇で転職可能なスキル感にはなるかと思います。記事の内容を踏まえつつ、ぜひ転職時期について検討してみてください!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆